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皮膚の異常(色が変わる・かゆい)

 皮膚の色が変わる

 紅斑のできる病気のおもなものとしてさきに感染症を挙げましたが、そのほかにも各種の紅斑症、赤あざ(血管腫)、酒さ[しゅさ](赤鼻)の場合があります。赤あざは生まれたときからある赤い斑点で、酒さは酒飲みに多くみられ、鼻のさき、ほおやあごにみられる赤い血管拡張です。
 赤い色のほかには、そばかす、しみのような色素沈着症、白斑を生ずるしろなまずがあります。
 黒色になるアジソン病、ほくろなど、紫斑のできる紫斑病、黄色くなる胆石症や肝炎などによる黄疸があります。

 皮膚がかゆくなる

 かゆみは皮膚病の特徴のように思われていますが、自覚症状としてあらわれるものはそう多くはありません。湿疹、薬や化学物質に触れてできるかぶれ、浮腫性でひっかくとはれるじんましん、皮膚そう痒症、神経皮膚炎、陰部や足の指間にできる湿疹様の白癬、他人から感染して皮膚のやわらかいところにできる疥癬、虫咬症、中心に水疱をもった赤い丘疹である小児ストロフルスなどがおもなものです。
 全身病によるかゆみとしては次のようなものがあります。
 糖尿病のときには、全身がかゆくなることがあります。ことに尿道周囲、外陰部は、尿糖を好むかびの感染を合併しやすく、そのためにかゆみがひどくなります。
 黄疸のときにも全身がかゆくなります。そのほか皮膚のかゆみを強くうったえる神経症(ノイローゼ)があります。
 そのようなものでも、かき続けると慢性湿疹のような皮膚変化をおびてくるものです。

チャート図:皮膚の異常(色が変わる・かゆい) 紅斑病 赤あざ(血管腫) 赤鼻(酒さ) しろなまず アジソン病 ほくろ 紫斑病 胆石症 肝炎 肝硬変 そばかす しみ 湿疹 かぶれ じんましん 皮膚そう痒症 神経皮膚炎 白癬 疥癬 虫咬症 小児ストロフルス 糖尿病 黄疸 ノイローゼ

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