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発熱(微熱・周期的)

 微熱が出る

 興奮したり、激しい運動をしたり、暑い部屋にいると、体温がすこし上昇しますし、女性では一般に排卵から月経までの間や妊娠中、体温は上がります。妊娠中も微熱が続くことがあります。しかし、これらは病気ではなく、単に生理的な現象です。
 高齢者では、肺炎や腎盂腎炎のような高熱の出る病気でも、あまり高く上がらず、微熱にとどまる場合が少なくありません。
 微熱の出る病気で、特に注意しなければならないのが、せきやたんの出る肺結核、やせてくるがん・白血病、リンパ節のはれる悪性リンパ腫、関節痛などを伴う膠原病で、これらの病気はともに重篤化する可能性があります。膠原病は種々の症状が一度に出るとは限らず、見のがされやすいものです。
 そのほか耳、鼻、のど、歯、心臓、呼吸器の病気でも微熱が出ることがあります。
 微熱だけが症状である場合には、原因が不明のことが少なくありません。かぜのあとなど、数日で微熱が下がりきらない場合には、医師の診断を受け、かぜ以外の原因をあきらかにすることが望ましいでしょう。

 周期的に発熱する

 同じ熱でも、その出かたが、感染性心内膜炎、悪性リンパ腫、マラリア、一部の膠原病のように、波状的・回帰的に数日間の周期で熱が上がったり、下がったりをくり返す場合もあります。
 いずれにしても、体温をくり返し正確に測定して、記録しておき、あまり長びかないうちに医師に相談することが第一です。

チャート図:発熱(微熱・周期的) 慢性気管支炎 肺結核 気管支拡張症 心筋炎 慢性腎盂腎炎 急性膀胱炎 がん 白血病 悪性リンパ腫 バセドー病 慢性関節リウマチ 全身性エリテマトーデス その他膠原病 寄生虫病 マラリア 回帰熱 デング熱 ホジキン病(悪性リンパ腫)

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