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脊椎分離症[せきついぶんりしょう]・脊椎すべり症[せきついすべりしょう]

 脊椎の上下の関節突起の間が切れたものを脊椎分離症(図1)といいます。いちばん下の第五腰椎に起こることがほとんどで、後天的に切れることが知られていますが、分離していても腰痛のない人もいます。
 しかし、分離症があるために椎骨の前の部分が前方にすべった状態になるものを分離すべり症(図2)といい、腰痛や足のしびれの原因となることがあります。
 時には分離していなくても、すべり症が起こることがあります。椎間板の変性が原因なので変性すべり症(図3)と呼ばれます。
 第四腰椎で女性に起こることが多く、がんこな腰痛の原因となることがあります。



治 療

 薬の内服で効果がないときには、異常な動きを制限するためにコルセットをつけたり、温熱療法をおこないます。
 どうしても腰痛のとれないものに対しては、すべっている脊椎を固定する手術をすることがあります。

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