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仮声帯発声[かせいたいはっせい]

 声帯付近の縦断面図に示したように、喉頭室の上に仮声帯というひだがあります。これがはれて(原因不明なことが多い)発生時に声帯が閉じる前に両側の仮声帯が接して呼気により振動し、声となってしまうものです。このような病的肥大のほか、習慣性、情緒性、声帯がきちんと閉じないために生じる仮声帯振動などが含まれます。
 いずれにしても、ピッチが低く、いわゆるガラガラ声になります。仮声帯肥大によるものは手術で肥大部分を切除します。しかし習慣性、情緒性などによるものは、一般に長期の発声訓練が必要です。


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