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動脈管開存[どうみゃくかんかいぞん]
(ボタロー管開存[ぼたろーかんかいぞん])
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胎児期には開存している大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管は生後2〜3日で閉鎖しますが、その後も開存している病気です。管が太ければ、多量の血液が大動脈から肺動脈に流れ、それがふたたび心臓に還流して心臓に負担がかかるので、心不全症状が出てきます。
管が細ければ症状はありませんが、感染性心内膜炎(心臓内に細菌のかたまりが付着するために全身に細菌がまかれる重篤な病気)の危険性があるため、治療の対象となります。手術では動脈管を切離しますが、心臓をとめる必要がないので、比較的簡単におこなえます。また、径が4mm以下のものであれば、カテーテル治療が可能です。
→先天性心臓病>
動脈管開存(ボタロー管開存)