気道狭窄(きょうさく)をおこしている気管支を広げて、呼吸を楽にする作用をもつ薬です。
気管支ぜんそく、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺気腫(はいきしゅ)。
〔1〕キサンチン系薬剤
〔2〕β(べータ)‐刺激薬=交感神経刺激薬
〔3〕抗コリン薬=副交感神経遮断薬
1)慢性気管支炎などには、【34】鎮咳薬(ちんがいやく)、【35】去痰薬(きょたんやく)と併用されることが多い薬です。
2)β‐刺激薬とキサンチン系薬剤との併用は効果的です。
3)気管支ぜんそくには、β‐刺激薬・キサンチン系薬剤が多く使用されます。また、【10】抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬、ステロイド・吸入薬(【50】耳鼻咽喉科疾患用薬)が使用されることも多いものです。
4)肺気腫には、抗コリン薬が多く使用されます。
つぎの呼吸器疾患における閉塞(へいそく)性障害:気管支ぜんそく、慢性気管支炎、慢性肺気腫、塵肺(じんぱい)、肺線維症、肺結核。
ツイートエピネフィリンおよびイソプレナリンなどのカテコールアミン(【24】強心薬)を服用中の患者は服用しないでください。