漢方薬和漢箋とは
テレビcmでもお馴染みのロート製薬の和漢箋シリーズ。
日本人の体に合わせて研究してあり、わかりやすいパッケージと使いやすい1週間分のパックで興味のある方も多いですね。
和漢箋はより身近になり、使いやすくなっている漢方薬です。
漢方薬は苦くてまずいのに効果はないし、それどころか下痢になってしまって大変な思いをしたという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
あなたは漢方薬に正しい知識を持っていますか?
例えば有名な例であれば「葛根湯」という漢方薬はよくご存知だと思います。
ドラッグストアでも風邪薬コーナーなどで気軽に手にはいりますよね。
これは、体力があって胃腸も丈夫、そんな方が風邪のひきはじめにゾクっときた時にはよく効きます。
でも風邪をひいた、セキもでて鼻水もでて普段から胃腸も弱いが葛根湯を使ってみれば治る。
と思ってしまっている方も大変多いのが現状です。
和漢箋は、よりわかりやすくより身近につくられているので自分に合う合わないの判断が付きやすいのが特徴です。
しかし手近になっている分、危険も色々と潜んでいる場合がありますからしっかり情報を仕入れること。
もしくは薬剤師や医師に相談してから服用することが大切です。
和漢箋・脂肪を落とす防風通聖散錠
和漢箋シリーズの防風通聖散錠は、最近のメタボリック症候群などで気にされる方の多い、内臓脂肪や皮下脂肪などの
おなかにたまる脂肪を効果的に落とす漢方薬です。
向いている方は比較的体力の充実していて、おなかのぽっこりでている方。体がポカポカしている方です。
飲むだけで脂肪をすっきりさせるかというと少し微妙なところです。
元々便秘の治療などにも用いられていた漢方薬で、和漢箋以外でも注目されている薬です。
少し体に合わない方ですと、便秘解消を通り越して下痢になってしまうこともあります。
使い方としては、防風通聖散錠を飲んで正しい食生活に切り替え、ウォーキングなどのダイエット運動をすると効果的です。
せっかく分解して燃焼しやすい状態になっているのですから、生かしてやるような工夫をされてみてください。
和漢箋・肌のかゆみの当帰飲子
当帰飲子は、冷え性、血行がよくない方の肌の乾燥などのかゆみに効くとされる漢方薬です。
比較的虚弱体質の方でも利用されるのではないでしょうか。
皮膚をしっとりさせるので水っぽくジクジクするような湿疹でかゆみが発生している場合は使う事が出来ません。
副作用として逆に赤い湿疹がでてしまったり、気分が悪くなるような場合はすぐ中止しましょう。
カサカサ肌に使うことがコツです。
和漢箋・疲れに補中益気湯
補中益気湯は、全身のだるさや疲れのぬけない症状に対して、胃の状態を整えることで体力を回復させます。
風邪の治った後などに素早く状態を回復させる補助などでつかわれる漢方薬です。
漢方薬自身には栄養というものはあまり期待できませんから、使った上でしっかりと健康な食事をとり
たっぷり体を休める為に眠ることが一番です。
副作用として、ごく稀に肺炎、筋肉の痙攣などが起こったりする場合があるのでその場合はすぐ医師に連絡してください。
和漢箋・不安解消加味帰脾湯
加味帰脾湯は不安解消の漢方薬といっても精神安定剤のようなものではありません。
虚弱体質の方などの胃を健康に改善しながら、貧血状態などをゆっくり治療していきます。
血の流れなどによってホルモンのバランスなどを正常な状態になおすように作用しますから、イライラなどを解消させるのです。
緊張しやすくてストレスを感じる方などでも使用していけるのではないでしょうか。
このような安定させる相互作用のある漢方薬は多いですので、自分の状態に合わせて選んでみてください。
全てにおいていえることですがデリケートな部分ですから和漢箋と言えど入門用ぐらいにとどめて、
しっかりと処方されたものを飲んだほうが良いでしょう。