|
水虫があって、体力の低下を感じている人は、日ごろからにんにくを食べたり、にんにく酒を飲むようにすれば、体質の改善につながります。 水虫に直接つける外用薬には、にんにくのしぼり汁があります。皮をむき、すりおろしたにんにくをしぼり、その汁を患部にすりこみます。このとき、患部はよく洗って清潔にし、水けをふきとって、乾かしておきます。綿棒にしぼり汁を含ませてつけるとよいでしょう。
|
番茶には、水虫に有効な殺菌作用があります。
いつも湿りけがあって、ジクジクしている水虫には、茶がらの粉末がよく効きます。
番茶の出がらしを乾燥させ、砕いて粉末にし、水虫の患部にふりかけます。さらに、包帯などでおおうとよいでしょう。こまめに取り替えて、患部が乾いてくるまで、気長につづけることが大切です。
|
殺菌力が高く、水虫菌の退治に有効です。米などの穀物から作られた醸造酢が、最もよく効きます。 酢を浸した布で直接患部をふく方法は、簡単ですが強い刺激があります。ただれがおきた場合は、うすめて使いましょう。 酢の薬湯は、熱いお湯でうすめた醸造酢に、患部を浸す方法です。ゆっくり浸した後は、水で洗ったりせず、乾いたタオルでふき、乾燥させます。
|
|
|
初夏には黄緑色の小さな花が咲き、秋に細長い果実がつきます。 根に薬効があり、生薬では苦参(くじん)といって、漢方薬に処方されます。しつこい水虫にはクララの煎じ汁を試してみましょう。 皮をとり、日干しにした根5gを600mlの水といっしょに弱火にかけ、半量になるまで煎じます。この煎じ汁で、清潔にした患部を洗います。ただし、有毒なので、絶対に飲食しないようにします。
|
ザクロは果実の外側の皮をとり、しぼり汁を患部にすりこみます。 抗菌作用がある梅肉エキスを塗るのも効果的です。 しそ、キササゲ、ドクダミは、生の葉を使います。もんだり、すりつぶしたりして出た汁を清潔にした患部につけ、すりこみます。 キササゲとドクダミは、夏に採った葉を陰干しにしておき、たっぷりの水で煮だした汁を、足湯に使ってもよいでしょう。
|
白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚につく皮膚病を、水虫といいます。白癬菌は、皮膚の表面の角質を食べて成長します。あたたかく、湿気があって、風通しのわるい、やわらかい皮膚につきやすく、これらの条件のそろった、手足の指のつけ根や、指と指のあいだによく発生します。 水虫の種類によって、症状は異なります。足の裏や側面に小さな水疱ができ、破れては新たにあらわれるものを小水疱型、水ぶくれが指と指のあいだにできてふやけ、湿っぽいものを指間型といい、この2つは、かゆみがあります。 足の裏の皮膚がかたく、厚くなって、粉をふいたようになる角化型、爪の中にでき、爪が白く濁る爪の水虫では、水疱やかゆみはみられません。 治療は、塗り薬が中心で、白癬菌が完全になくなるまで、根気よくつづけます。かゆみをとめる民間療法もあります。入浴後など、皮膚が清潔なときに塗ると効果的です。
●疥癬(かいせん)3年また3年治って3年また3年 疥癬はヒゼンダニが寄生する皮膚病で、水虫同様治りにくく、完治には長期間が必要。
|
|
|