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魚やエビ、カニなどを食べてじんましんが出たときは、新鮮なしその葉をきざんでたくさん食べます。または、しその葉のしぼり汁を飲みます。 またしその葉の煎じ汁もよく、乾燥させた葉5gを200mlの水で煎じて飲みます。
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肌がかさついて、じんましんのできやすい人や慢性のじんましんの人は、ごまを常食します。体質を改善し、体力がつき、肌がじょうぶになって、じんましんが出にくくなります。黒ごまのハチミツねりを食べると効果的です。
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桃の葉湯に入るとじんましんのかゆみをおさえ、じんましんができにくくなる効果もあります。 生のままか、陰干しで乾燥させてきざんだもの2つかみほどを、木綿袋につめて浴槽に入れ、水から沸かします。お湯の温度はぬるめにして、ゆっくりつかるとさらに効果的です。
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葉に薬効があり、ビワの葉の煎じ汁は、あせもやじんましんに効きめがあります。 3枚ほどの葉を手でちぎり、500mlの水で煮だし、冷ました汁で、患部を洗います。 ビワの葉湯は、葉をつめた木綿袋に熱湯をかけてしばらくおき、出た汁とともにお風呂に入れます。
●ビワが黄色くなると医者が忙しくなる
ビワの果実が熟れる6月ごろから、食欲不振などの夏バテで医者に通う人が増えるため。
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肉厚の葉は卵形で、縁が波状です。秋には暗黄褐色の果実がなります。薬用に使われるのは、葉と果実です。 エノキの葉の煎じ汁をじんましんのできたところに塗ると効果があります。または、水と酢を少々加え、果実を煎じた汁を、同じように塗っても効果があります。
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皮膚に、赤みやふくらみができ、かゆみがあるものをじんましんといいます。原因はさまざまで、図のようなものが主ですが、原因不明のケースも少なくありません。 赤みやふくらみの大きさ、形はいろいろあり、体中のどこにでもできます。 症状が強く、急激にあらわれるものを、急性じんましんといいます。全身にできることが多く、1週間ほどで治ります。 慢性のものは、症状が軽く、部分的ですが、1か月から1年といった長い期間つづきます。 治療は、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の注射や内服で、症状をやわらげます。 食事は、疑わしい食品を避けることが基本です。動物性の食品が原因のことが多いので、野菜類をたっぷりとり、煮たり、裏ごしたりして消化のよいかたちにします。便秘や下痢は症状を悪化させるので注意してください。
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漢方の食養生では、血をよごす性質がある食べものは、じんましんを悪化させるとしています。 エビ、カニ、タコ、イカをはじめとする魚介類、タケノコ、もち米、山菜類、チョコレート、コーヒー、ココア、アルコール類、香辛料、砂糖などです。症状が出ているときは禁止するか、できるだけ避け、じんましんの出やすい人は、ふだんから注意しましょう。 もちろん、じんましんの原因になる食品や、疑わしい食品も避けます。
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昔から伝えられているじんましんの治療方法に、黒焼き療法があります。 これは、じんましんの原因と考えられるもの、たとえば魚や卵や肉などをフライパンに入れ、どんぶりなどをかぶせて密閉して、真っ黒になるまで焼きます。密閉できれば容器はほかのものでもかまいません。 できた黒焼きをスプーンに1杯ずつ、1日3〜4回服用すると効果的です。
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