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病気についてを学ぼう

索引    調べたいのはどの部位?

のどの渇きに効くえんどう豆

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 中国で有名な薬用書の『本草綱目(ほんぞうこうもく)』によれば「えんどう豆の主たる効用は脾胄(ひい)を中心とする病である」「糖尿病のように口が渇くときは、うす味で煮て食べるとよい」とあります。脾とは膵臓(すいぞう)のことで、えんどう豆には糖尿病や胃の調子をよくするはたらきがあるのです。
 常食するにはえんどう豆の煮ものがよいでしょう。また若芽の豆苗(とうみょう)も同様の効果があり、つき汁をコップ1/2杯、1日2回飲みます。

のどが渇く肥満者にとうがん

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 とうがんには強い利尿作用があります。長期にわたって食べると、体が軽く健やかになるといわれ、しかも低エネルギーです。肥満対策にはうってつけの食品です。
 96%が水分ですから、のどが渇く場合によく、特にとうがんの煎じ汁がおすすめです。これは干したとうがん(生薬の冬瓜<とうが>)と麦門冬(ばくもんどう:リュウノヒゲの根)と黄連(おうれん:オウレンの根茎<こんけい>)を加えて煎じます。ただし、夜間頻尿(ひんにょう)のある人にはむきません。



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膵臓のはたらきがよくなる、やまいも

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 糖尿病は疲れやすいので、強壮作用のあるやまいもはよい食品です。しかも膵臓(すいぞう)の機能を助ける作用もあり、毎食60gずつ食べると、のどの渇きや頻尿(ひんにょう)が解消されます。
 やまいもと豚の膵臓のスープにすると、著しい効果があります。これは中国の以類治類(いるいちるい)という考え方に基づくもので、動物の同じ臓器を食べると、傷んだ臓器が改善されるというわけです。インスリンの分泌がよくなり、2週間ほどで血糖値が下がります。



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食物繊維が血糖値をおさえる、こんにゃく

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 こんにゃくに含まれるグルコマンナン(コンニャクマンナンともいう)が血糖値を正常にします。これは水に溶ける食物繊維で、近年その効能が注目されています。
 こんにゃくの形でとるより、グルコマンナン(いわゆるこんにゃく精粉)だけを食べたほうが効果がアップします。これはえぐみが強くてそのままでは食べられませんが、えぐみをぬいたものが市販されています。ノーエネルギーですから肥満の人にもよい食品です。

のどの渇きに効果的なアサリ

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 のどの渇きが激しい場合には、アサリを常食してみましょう。
 みそ汁や潮汁にする場合には、塩分をひかえます。
 糖尿病では、疲労しやすいので、強壮効果のあるにらを加えたアサリスープをおすすめします。そのほか、やまいもやゆり根、セリを加えてもあいます。特にセリは血圧を下げる効果があるので、高血圧症を伴う糖尿病患者にむきます。

のどの渇きをとめるほうれん草

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 中国では、ほうれん草は「のどの渇きをとめて潤す作用がある」といわれています。
 栄養学的にも、ビタミンA・B・Cと鉄が豊富で、食物繊維もあり、すぐれた緑黄色野菜の代表です。
 1日100gくらいとると効果があり、しかもこれで1日に必要なビタミンAが補給できます。
 しきりにのどが渇くときには、ほうれん草のスープを1日3回飲むとよいでしょう。

肥満解消のメニューにハトムギ

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 ハトムギは殻のままハトムギ茶にすると、香ばしく、また殻をむいたものはよく苡仁(よくいにん)とよばれ、食用、薬用にします。ハトムギの効用は体内の余分な水分をとり除く利尿作用にすぐれている点で、糖尿病にかかりやすい水太りタイプの肥満の改善に効果があります。
 ハトムギの煎じ汁は、実10gをカップ5の水で煎じます。あたためたものをお茶がわりに飲むとよいでしょう。また、主食のごはんのかわりに、ハトムギ粥を作って食べるのもよいでしょう。
 お粥の作り方の項も参照してください。

血糖値を下げる作用があるごぼう

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 血糖降下作用があることが確認されています。リグニンという食物繊維が多く、胃の中に停滞する時間が長いため、これが糖質の吸収をゆっくりさせる効果があります。
 また新陳代謝を高め、強壮の食べものとしても有名です。糖尿病では、インスリンの作用不足で糖質が体内で十分に活用されないために、全身の倦怠感(けんたいかん)を覚える人が少なくありません。体のだるさをとるのにも、ごぼうは役立ちます。ごぼう入り炊きこみごはんは常食できる最適のメニューです。



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特に根皮が効果的、タラノキ イラスト

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 タラノキは、北海道から沖縄までの各地にみられる落葉低木で、幹にも枝にもトゲがはえています。タラノキは、芽も枝も皮も根もすべて血糖値を下げるはたらきをもっています。なかでもタラコンピとよばれる根の皮に最も薬効があります。
 糖尿病には、根皮の煎じ汁を1日3回飲むとよいでしょう。根皮は乾燥させずに生のままがよく、春、新芽の出る前に根を掘り出し、よく洗ってから皮をはぎます。1日分50gを450mlの水で、半量になるまで煎じます。
 乾燥させた市販品もありますが、かなり高価なうえ、多くは根皮ではなく、幹の皮を使用しています。そう木(そうぼく)の生薬名で売っているのがこれです。この場合には、カキドオシやフジバカマの乾燥したものを5gずつ加えるとよいでしょう。いずれも副作用がありません。
 症状が重いときは、イチイの葉を加えます。アルカロイドのタキシンやタキシニンという成分を含み、血糖値を下げるのにさらに効果的です。そう木15gと乾燥させたイチイの葉5gを600mlの水で煎じて飲みます。
 タラノメは山菜の王とよばれ、天ぷらに使われます。サポニンと食物繊維が含まれ、腸で糖質や脂肪の吸収をおさえるので、糖尿病だけではなく、肥満改善にもよい食品です。

予防効果もあるフジバカマ イラスト

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 全草を乾燥させたもの(生薬名は蘭草<らんそう>)を使います。
 フジバカマの煎じ汁は、1日量10gを水400mlで煎じ、3回に分けて飲みます。
 特に糖尿病の治療と予防には、ほかの薬草(ビワの葉やカキドオシ、タラノキを各5gずつ)と配合すると効果が増します。

副作用がないカキドオシ

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 開花期に全草を採り、陰干しにしたもの(生薬名は連銭草<れんせんそう>)に薬効があります。糖尿病治療の生薬の研究のなかで、カキドオシに血糖降下作用の強いことが確かめられています。
 1日量15gを水300mlで半量になるまで煎じ、3回に分けて飲みます。少なくとも6か月は飲みつづけます。

血糖値を下げるイチイ

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 葉を採取して水洗いし、日干しにしたものを生薬で一位葉(いちいよう)といいます。
 一位葉に含まれるタキシン、タキシニンという成分に血糖、尿糖も抑制する作用のあることが報告されています。
 1日量5〜10gを400mlの水で半量になるまで煎じ、2回に分けて服用します。

自己流のダイエットは危険。健康を維持しながら減量しよう


 食事で摂取された糖質、たんぱく質、脂質は、体内で消化吸収されてエネルギーにかわりますが、消費されない余分なエネルギーは、体脂肪として貯蔵されます。これが過剰となって肥満につながります。
 肥満がこわいのは、成人病の発病率が高いことです。
 太りすぎていれば、それだけ心臓に負担がかかります。心臓に脂肪が沈着すればなおのことです。血管に沈着すれば、動脈硬化が進み、これが高血圧症や心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳卒中をまねきます。
 また脂肪が肝臓にたまると、脂肪肝がおこります。さらに太ればインスリンの必要度が高くなって糖尿病になりやすくなります。いずれも死亡率の高い成人病ですから要注意です。
 肥満の対策としては食事療法がいちばんとされています。減量のポイントはまず摂取エネルギーをおさえることです。1日の摂取エネルギーを、男性なら1400〜1800kcal、女性なら1200〜1600kcalを目安にします。
 ただし、やせたい一心で断食したり、自己流のダイエットを試みることは危険です。必要最小限度のエネルギーはとらなければなりません。
 食べすぎない、太りにくい食べ方を工夫し、さらに適度な運動をつづければ健康的に減量できます。
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「間食は体の毒」はホント?
 空腹の時間が長いと脂肪蓄積能力が高まる。1日の摂取量を決めて4〜5回に分けて食べるのも一手。
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食事療法の原則はたった2つ。ただし厳守することが大切


禁過食 イラスト
1 必要最少の量を守り、太りすぎない
 元気に生活していくための必要かつ最低のエネルギーにする。これは、標準体重と労働量によって決められる。太っている人は標準体重にもどす必要がある。
禁偏食
2 栄養のバランスを保つ
 糖尿病患者に、絶対ダメという食品はない。できるだけ多種類のものを、かたよらずに食べることが重要。
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おそろしいのは合併症。軽ければ、食事だけで血糖値が安定する


 糖尿病は、膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンというホルモンが、不足したり、十分にはたらかなくなっておこる病気です。
 インスリンの作用が不足すると、ブドウ糖が十分にエネルギーとして利用されず、血液中に多く残ります。これが高血糖です。この状態が長くつづくと、尿にも糖が排泄されるようになります。
 インスリンがなぜ不足するかは、よくわかっていません。糖尿病になりやすい遺伝体質があり、これに後天的な誘因(食べすぎ、運動不足、ストレス、感染症、妊娠など)がひきがねとなって発症すると考えられています。
 糖尿病には次の2つのタイプがあります。
 (1).1型糖尿病(インスリン依存状態)……インスリンの分泌が著しく低下して、毎日インスリン注射が必要。
 (2).2型糖尿病(インスリン非依存状態)……インスリンの反応が鈍いために血糖値が安定しない。中年以降に発症することが多く、ほとんどがこのタイプ。
 糖尿病がこわいのは、いろいろな合併症をおこしやすくなることです。いちばん多いのが高血圧症です。やっかいなのは動脈硬化症で、糖尿病があると、健康な人より10年も進行が早まり、脳卒中や心筋梗塞(しんきんこうそく)による死亡率が高くなります。
 治療の基本は食事療法です。それに運動療法を併用すると、軽い(2)のタイプは大部分がよくなります。食事や運動でも血糖値が安定しない人は、薬物療法を行ないます。
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よくつまずけば糖尿病
 糖尿病は軽いと自覚症状がないが、そのうち足の力が弱くなったり、知覚が鈍くなり、転びやすくなる。


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生大豆を食べるとインスリンがふえる?


 ニワトリを大豆で飼っていると、膵臓(すいぞう)が大きくなることが知られています。これは、ネズミの実験でも証明されています。さらに、インスリンを分泌するランゲルハンス島が大きくなり、インスリンの分泌量も20〜40%も増加していることがわかりました。
 大豆はたんぱく質が豊富な食品で、食べると体内でたんぱく質を分解する消化酵素のトリプシンがはたらきます。生のままの大豆には「トリプシン阻害因子」(トリプシン・インヒビターという)が含まれており、これを食べると下痢症状をおこすことから、大豆は加熱して食べるのがふつうです。
 しかし、有毒と思われていた「トリプシン阻害因子」が、膵臓の機能を活発にさせ、インスリンを増加させるはたらきがあることがわかり、研究中です。
 古くからの民間治療でも糖尿病には「大豆を水につけ、やわらかくしてからそのまま食べる」というのがあります。試してみてはいかがでしょう。



体の中にある島って?
 インスリンは膵臓(すいぞう)に点在するβ細胞から分泌される。この細胞を発見者の名からランゲルハンス島とよぶ。
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糖尿病は自己管理がポイント


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お粥は老人や胃の弱い人をはじめ、ダイエットにもおすすめ。
ここでは、基本的な作り方とコツを紹介しましょう。


イラスト  まず米を洗います。洗う際、手早く水を捨てないとぬか臭くなるので注意します。
洗ったあとは、ざるに上げ、1時間ほどおいて、しっかり水けをきることも大切です。
 お粥を作るためのなべは土なべ、それも行平(ゆきひら)土なべが理想的です。
熱がやんわり回るため、長時間弱火で炊くお粥に最適です。ない場合は厚手なべでもかまいません。
 炊き方も大事です。なべに米と水を入れ、火にかけて沸騰したら弱火にし、あとは吹きこぼれないように数回に分けて差し水をしながら、ゆっくりコトコト炊きます。途中でかきまぜると、粘りが出て、のりのようになってまずくなるので、十分気をつけます。
 体調が思わしくないときは、薬粥にするとよいでしょう。お粥を前述のように炊いたあとで、症状に効く材料をすばやく入れて2〜3度煮立たせます。こうして薬効エキスがしみ出るのを待ってから食べます。
 忙しい人や、1回ごとにわざわざ作るのが面倒な人は、多めに作り、1回分ずつ冷凍しておき、食べるときに解凍するとよいでしょう。

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●薬粥にあうおもな材料と薬効
材料 薬効
あずき リウマチ
クコ 冷え症
ごぼう 脳卒中
サネブトナツメ 更年期障害
ハトムギ 糖尿病
やまいも スタミナ不足
緑豆 夏バテ
上の階層に戻ります
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血糖値の上昇をおさえる水溶性の食物繊維


 水に溶ける食物繊維には、くだものや野菜に含まれているペクチン、こんにゃくやワカメに含まれているアルギン酸、ラミナリン、フコイジン、こんにゃくややまいもに含まれるグルコマンナン、グア豆に含まれるグアーガムなどがあります。
 いずれもヌルヌルした性質があるために、ゆっくりと腸に送り出されます。このおかげでブドウ糖の吸収も徐々に行なわれることになり、糖の代謝に必要なインスリンの負担が軽くなって、血糖値が急激に上昇しないですみます。このことから、水溶性の食物繊維は糖尿病の予防と治療に特にすすめられています。

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水溶性の食物繊維の多い食品は?
 こんにゃく、ワカメ、コンブ、いも類、きくらげ、なめこ、干ぴょう、切り干しだいこん。




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