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病気についてを学ぼう

索引    調べたいのはどの部位?

豊富なビタミンCが胃壁を強化、じゃがいもイラスト

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 粘膜を強くするビタミンCを多く含み、カリウム、カルシウムなどのミネラルのバランスのよい食べものです。でんぷん質に守られ、加熱してもビタミンCが破壊されにくいため、効率よく摂取できます。
 生のしぼり汁を飲んだり、黒焼きを食べると効果的です。黒焼きはフライパンなどでまっ黒に焼くほうがより効果的ですが、家庭では焼き網で焼くと手軽です。

胃腸をじょうぶにするかぼちゃ

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 ビタミンCやカロチンが豊富で、実だけでなく、花、葉、種子にも薬効があります。でんぷん質も多いので、調理して食べても、ビタミンCをとることができます。薬効をできるだけ生かすためには、蒸す調理法が理想的です。
 胃がシクシク痛むときは、かぼちゃポタージュやクリーム煮などにすると、消化がよくなります。かぼちゃの花は、スープの具にすると熱を下げたり、下痢に効きます。

胃壁の粘膜を再生するキャベツ

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 胃や十二指腸の粘膜を再生し、潰瘍(かいよう)を治すはたらきのある、ビタミンUやKを含みます。
 生でも、加熱してもおいしく、日ごろから食べていると体調を整えてくれます。ただし、ビタミンUは、煮たり炒めると壊れてしまうので、潰瘍の食事には、生か、さっと加熱して用います。
 ジューサーにかけたり、しぼった青汁を、少しあたためて食前に飲みます。約10日間、症状によってはそれ以上飲みつづけると、効果があらわれます。


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胃のむかつきにも効くいちじく

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 潰瘍(かいよう)を治し、弱った胃腸をじょうぶにするはたらきがあります。
 乾燥した果実をきざみ、半分焦がすまでいって、ハチミツ少々とお湯を注いで飲みます。
 いちじくを保存するには果実をよく乾燥させ、さらに火であぶって粉にし、使うときにお湯か水で溶く方法があります。

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胃液の分泌を促すタラノキ

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 各地の山でよくみられる木です。
 根と木の幹を秋に採り、皮をはいできざみ、日干しにします。根皮と樹皮それぞれ15gにカンゾウ(甘草。日本には野生していないが、漢方薬局で買える)1gを加え、720mlの水で半量まで煎じます。これを1日分として3回に分け、食間に服用します。

昔ながらの民間薬アカメガシワ

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 明治時代より以前から、はれものの薬として用いられていました。のちに、胃潰瘍(いかいよう)にも効きめがあることが明らかになり、樹皮のエキスを原料とする薬も市販されています。
 薬効は葉や樹皮にあり、夏に採って日干しにします。煎じるときは15gを600mlの水で半量まで煮つめ、食前に服用します。

お茶がわりに飲むタンポポ

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 早春に咲くタンポポには、胃をじょうぶにするはたらきがあり、薬用にも食用にもなります。
 最も簡単な用い方は生の葉をよく洗ったものを口に含み、ゆっくりとかみ、汁を飲みます。生の葉や花は、おひたしやサラダにしても食べられます。タンポポコーヒーも手軽に作れます。

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再発の予防にリンドウ

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 薬効は根にあり、苦みが特徴です。熊の胆(くまのい)より苦いことから、生薬名は龍胆(りゅうたん)といいます。
 花の終わった10〜11月ごろに根を採り、水洗いして、日干しにしたものを煎じて飲みます。
 1日に生薬なら3g、乾燥した根なら15gで、これを600mlの水で半量まで煎じます。カスをとり除いたものを3回に分けて、毎食後飲みます。

その他のおすすめ食品・山野草


 しその葉の煎じ汁は、胃腸の機能を活発にします。
 吐血があったときは、れんこんをすりおろし、しぼった汁を少量飲みます。軽い出血ならとまります。
 庭木によくみられるムクゲは、白い花のつぼみを開きかけたときに採り、日干しにします。煎じて飲むと、下痢や胃腸の出血をとめます。
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胃・十二指腸潰瘍の人はこんな外食がよい


 胃・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)のときの食事の原則は、胃粘膜を刺激しないこと、十分に栄養を補給することです。
 外食するときも、上手にメニューを選んで、体調をくずさないようにしましょう。外食のメニューで、まず気をつけたいのは、栄養のバランスです。ラーメンやざるそばのように、穀類が多くておかずの少ないものでは、体力が落ちてしまいます。たんぱく質と野菜が、消化しやすく調理されているものを選びます。
 焼き魚や煮魚、刺身を中心に、野菜の煮ものなどがついた定食は、消化がよく、栄養も十分です。
 めん類なら、卵とじや月見のうどんかそばがよいでしょう。中華めんやスパゲティは、消化がわるく、調理に油を多く使うので避けます。
 天ぷらやカツ、フライなどの揚げものも、油が多いのですすめられません。天ぷらそば、天どん、カツどんもダメです。どんぶりものなら、親子どん、卵どん、鉄火どんにします。
 すしを食べるときは、ごはんがかたいので少なめに。マグロの赤身、白身魚、卵焼きなどを。
 中華料理なら、ワンタンや中華粥、一品料理ならオムレツなどは、消化がよく、胃にもたれません。
 ゆっくり、よくかんで食べ、熱いものは少し冷まして飲みこみます。

 

胃酸過多と低酸症は、食生活の改善が第一


胃酸過多と低酸症は症状が似ている
 胃液の分泌が多く、胃液の中の胃酸の濃度が高い状態を胃酸過多、あるいは過酸症といいます。
 逆に胃液の中の胃酸の濃度が低いと低酸症になります。
 どちらの場合も胃液の検査で診断できますが、特に症状がなければ病気と判断されません。
 胃酸過多と低酸症は症状が似ています。おもな症状は、胃のもたれ、げっぷ、胸やけなどです。胃酸過多の場合は、げっぷのときにすっぱい胃液が出ることもあります。低酸症では、胃酸が不足するため、消化不良や下痢をおこすことがあります。
 しかし、自覚症状だけで胃酸の分泌が多いか、少ないかを判断することは困難です。そのため、自分勝手に消化剤など市販の胃腸薬を飲むと、胃酸の分泌を促してしまい、胃酸過多の人は、かえって症状が進行してしまいます。

胃酸過多は、たんぱく質を多くとり、刺激物をひかえる
 日常生活で注意することは、胃酸過多の人は、胃液の分泌をおさえるため、暴飲暴食や刺激物をひかえます。禁煙、禁酒、または節酒を心がけ、ストレスを解消することも大切です。医師の指示で、胃酸の分泌をおさえる制酸剤を服用する場合もあります。
 食べものは、過剰に分泌される胃液から胃壁を守るために、良質のたんぱく質を多くとるようにします。たんぱく質が豊富で、胃を刺激しない食べものは豆腐や白身魚、牛乳などです。良質のたんぱく質は豆類にも多く含まれていますが、消化がわるいので、必ずやわらかく煮てから食べるようにしましょう。えんどう豆をうす味でやわらかく煮たものは、胃腸をじょうぶにします。
 胃の粘膜をじょうぶにするビタミンも欠かせません。くだものや野菜も積極的にとりましょう。
 油を使う料理には、オリーブ油やごま油を活用すれば、胃酸の分泌をおさえることができます。ただし、多量にとりすぎないようにします。
 ひかえたい食べものは、エビ、貝類などの消化のわるい魚介類、脂肪分の多い肉類、タケノコ、さつまいもなどの食物繊維の多い野菜、酸みや甘みの強いものです。野菜類は、できるだけやわらかく煮て食べるようにします。
 コーヒーや紅茶、香辛料は胃を強く刺激するので、ふだんからひかえたり、うすめにして飲みます。強い症状のあるときは禁止しましょう。
 民間療法では、卵の殻を使います。よく洗って、粉末にしたものを1回2〜3gずつ水か白湯(さゆ)で飲みます。

低酸症は、消化のわるいもの、油っこいものをひかえる
 低酸症の人は胃酸の分泌が少ないので、一度に大量に食べると消化不良や下痢をひきおこします。少量ずつ、栄養価の高いものをとるようにします。一回の量を減らして、食事の回数をふやすとよいでしょう。適度な香辛料やにんにく、レモン汁は胃液の分泌を促すのに役立ちます。
 胃酸過多と同様に、消化がわるいものはできるだけひかえ、油っこいものも避けます。生野菜は胃酸をますますうすくするので、サラダよりも煮たり炒めたりして食べるようにしましょう。消化のよいたんぱく質とビタミン類も欠かせません。
 コーヒーや紅茶は、うすめにいれてたくさん飲みすぎないようにしましょう。
 民間療法では、生のサンザシの果実を2〜3個食べるとよいとされています。



腹八分めに病なし
 一般に胃の容量は牛乳600mlで満腹を感じる。腹八分めの容量は、500ml弱といったところか。
 
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原因となったストレス、食生活を改善することが大切


 胃液の分泌がふえたり、粘膜が弱くなって、胃や十二指腸の内壁がただれたり、傷ついたりする病気です。原因は、不規則な食生活、食習慣、ストレスなどです。
 代表的な症状は、上腹部の痛みです。ほかに、胸やけ、胃のもたれを感じたり、潰瘍(かいよう)から出血があると、便が黒くなったり、吐血、貧血などもみられます。
 胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症状で最も特徴的なのは、空腹時や夜間、それに食後2〜3時間たったころにおこるみぞおちの痛みです。同時に、胃が締めつけられるような不快感、胸やけなどの症状があらわれます。
 潰瘍が進んで、出血するようになると、その血がまじった便は、コールタールのように黒光りします。胃からの出血で、吐血することもあります。このときの血は、コーヒーカスのような色です。出血の量が多くなれば、貧血もおこります。
 潰瘍からの出血のサインがあったら、すぐに医師の診断と治療を受けます。重大な合併症がおこる可能性があるからです。
 胃潰瘍や十二指腸潰瘍が穿孔(せんこう:胃や十二指腸の壁に孔<あな>があくこと)すると、腹膜炎をおこします。突然激しい腹痛におそわれ、おなかがかたくなります。
 孔があいても、ほかの臓器でふさがれた状態を穿通(せんつう)といいます。穿通は症状がわかりにくく痛みもはっきりしませんが、背中に痛みが散るような感じがします。
 また、吐きけ、嘔吐(おうと)があったり、みぞおちのあたりが張ったような、もたれるような感じがするときは、潰瘍が、胃と十二指腸のあいだの幽門部(ゆうもんぶ)にでき、食べものが通らなくなる幽門狭窄(ゆうもんきょうさく)が考えられます。
 潰瘍は、進行してガンになることはほとんどありませんが、初期の症状は、よく似ています。必ず精密検査と診断を受けましょう。
 治療は、ほとんどは手術しなくても、Hブロッカーという薬で治ります。ただし、薬をやめると再発しやすくなるので、長期間にわたって服用することになります。
 日常の食生活の注意は、消化のよいものを中心に、刺激物をひかえ、腹七分めの食事をゆっくりと、規則正しくとることです。
 潰瘍は、治りやすい反面、再発もしやすい病気です。食事以外にも、アルコールやたばこを制限したり、十分な睡眠をとり、適度な運動、ストレス解消を心がけましょう。



腹痛のおこる時間で病気がわかる
 潰瘍のサインは一般に食後数時間以内なら胃潰瘍。すきっ腹や深夜の痛みは十二指腸潰瘍。
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