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自己流のダイエットは危険。健康を維持しながら減量しよう


 食事で摂取された糖質、たんぱく質、脂質は、体内で消化吸収されてエネルギーにかわりますが、消費されない余分なエネルギーは、体脂肪として貯蔵されます。これが過剰となって肥満につながります。
 肥満がこわいのは、成人病の発病率が高いことです。
 太りすぎていれば、それだけ心臓に負担がかかります。心臓に脂肪が沈着すればなおのことです。血管に沈着すれば、動脈硬化が進み、これが高血圧症や心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳卒中をまねきます。
 また脂肪が肝臓にたまると、脂肪肝がおこります。さらに太ればインスリンの必要度が高くなって糖尿病になりやすくなります。いずれも死亡率の高い成人病ですから要注意です。
 肥満の対策としては食事療法がいちばんとされています。減量のポイントはまず摂取エネルギーをおさえることです。1日の摂取エネルギーを、男性なら1400〜1800kcal、女性なら1200〜1600kcalを目安にします。
 ただし、やせたい一心で断食したり、自己流のダイエットを試みることは危険です。必要最小限度のエネルギーはとらなければなりません。
食べすぎない、太りにくい食べ方を工夫し、さらに適度な運動をつづければ健康的に減量できます。
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「間食は体の毒」はホント?
 空腹の時間が長いと脂肪蓄積能力が高まる。1日の摂取量を決めて4〜5回に分けて食べるのも一手。





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