リンク集コム 家庭の医学大辞典 心と身体の健康ガイド 病気を治す食べ物 子供の病気・大人の病気 身近な食べもの・薬草を使った約730種類の家庭薬を掲載
家庭の医学 心と身体の健康ガイド
検 索 薬の知識 医薬品の分類と解説 病気・症状/薬の解説漢方薬の知識漢方薬(漢方製剤)の解説
症状から病気を見る
見分けかたのめやす
一刻をあらそう症状
一般的な症状
各部位の症状
知っておきたい健康知識
医師への上手なかかりかた
病気の予防と家庭での健康知識
検査の知識と正常値
人体の構造図
最新医学の基礎知識
応急手当て
病気を治す食べ物
気になる症状や病気
体にいい食べ物と薬草
(症状)
体調をよくする食べ物
体にいい食べ物と薬草
(食物・薬草)
女性の病気を治す食べ物
子供の病気を治す食べ物
老人の病気を治す食べ物
お薬・サプリメント
健康・医学カテゴリ
健康総合サイトアイドラッグ
人気サプリメント
健康
スポーツ
ダイエット
ビューティー
エイジングケア
フード&ドリンク
癒し&グッズ

病気についてを学ぼう

索引    調べたいのはどの部位?

快便にりんごのおろし汁

イラスト

 皮つきのままのりんごをおろしたものがよく効きますが、これににんじんをプラスするとさらに有効です。どちらも食物繊維のペクチンを含み、これが腸の中でトローンとするので腸壁が保護され、下痢の人にも効きます。
 さらに仰むけになって両腕でひざをかかえ、胸に押しつける姿勢を10分ほどつづけます。おろし汁の服用後この運動を行なえば一層効果的です。


イラスト

けいれん性の便秘に役立つ黒ごま汁粉

イラスト

 けいれん性の便秘は、数日便秘がつづいたあと、乾燥便が出るのが特徴で、このような便秘には腸内を潤す作用のある食べものをとりましょう。ごま、特に黒ごまは良質なたんぱく質と脂質、ミネラルを豊富に含む食べものです。また胃腸を潤す作用にすぐれています。黒ごま汁粉や、黒ごまをすってごはんやおひたしにかけて常食するなど、積極的に活用しましょう。

ごぼうを常用して食物繊維をとる

イラスト

 大腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が鈍って便秘をおこす場合には、食物繊維を含む食べものを常食するよう心がけましょう。ごぼうは食物繊維を豊富に含むうえ、肉や米などの数十倍の水分を吸収して便通をよくします。にんじんやセロリなどの食物繊維の多い野菜や、こんにゃくといっしょにきんぴらや白あえなどにするとよいでしょう。ただしアレルギー性皮膚炎や湿疹のある人は多食はひかえます。

がんこな宿便は、じゃがいも汁で解消

イラスト

 便秘からおこる宿便は、高血圧や冷え、月経痛、肥満の原因になります。がんこな宿便は、じゃがいも汁と運動でとり除きましょう。じゃがいも汁を1日2回、空腹時に服用した後、仰むけに寝て、両ひざをそろえて立てます。足首をお尻へつけるような気持ちで、ひざを離さないようにして床につくまで左右に倒す運動をします。5分やって2分休むのを繰り返し、30〜40分を目安につづけると、がんこな宿便とりに高い効果が期待できます。

米ぬかの食物繊維と脂質は便秘に有効

イラスト

 米ぬかには、食物繊維と脂質がたっぷりと含まれています。これらが腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にし、ひどい便秘を解消します。まずフライパンの底全体に広がる程度にサラダオイルをしき、米ぬかを4mmくらいの厚さに入れて、焦がさないように注意しながらいります。きつね色になる一歩手前で火をとめます。いった米ぬか小さじ2を番茶か水といっしょに食べます。食べはじめて3日めくらいからおなかの張りがとれ、浣腸でも効かないようながんこな便秘も治ります。

常習の便秘も治るくるみ茶

イラスト

 くるみの実には良質の脂質、たんぱく質が豊富に含まれています。さらに腸を潤す作用にもすぐれ、便秘や痔にも効果的です。くるみに黒ごまをまぜたくるみ茶を常用すると、コロコロ状のかたい便をやわらかくし、排便を促します。ただし、のぼせが強く、鼻血の出やすい人にはむきません。またくるみには緩下作用(かんげさよう)があるため、下痢をおこしているときは多食をひかえましょう。



イラスト

昔からの民間薬ハブ茶 イラスト

イラスト

 エビスグサを使ったハブ茶は、便秘の薬として古くから親しまれてきました。やかん8分めの水に、10月ごろに採取したエビスグサの種子小さじ4〜5を入れて火にかけます。沸騰したら火をとめ、また火をつけます。これを数回繰り返し、外皮が破れて濃い麦茶のような色になるまで煎じます。この煎じ汁を毎朝おきたときや空腹時、食前などにお茶がわりに飲むとよいでしょう。

センナの煎じ汁は世界的に有名な便秘薬 イラスト

イラスト

 センナの葉は、便秘の民間薬としてヨーロッパからアジアまで広く用いられてきました。センナの葉には、センノサイドA・B、マグネシウムが含まれ、これらはいずれも下剤としてすぐれた効果を発揮します。ふつうは葉を煎じて飲みますが、センナの葉はうすいので熱湯をさして飲んでも成分がよく出ます。
 最初はほんのひとつまみからはじめます。効用には個人差がありますから、便の状況に応じて飲む回数や量を調整しましょう。このほか、葉を日干しにしたものを粉末にして用いることもできますが、人によっては腹痛をおこすことがあるので注意しましょう。ただし、けいれん性の便秘の人、妊娠している人は多量に用いてはいけません。



イラスト

下剤の代用になるアロエの煎じ汁 イラスト

イラスト

 アロエは、腸壁に刺激をあたえて蠕動運動(ぜんどううんどう)を促し、排便を助けます。薬用として利用されるのはキダチアロエで、下剤としての効用は古くから広く知られています。刺激性のある下剤なので、最初は少量から試しましょう。アロエの葉を1日1〜3回、生のままでかじったり、おろし汁を飲むと、より速効性が期待できます。ただし妊娠中や月経中の人は避けます。また、体の弱い人は生のまま服用すると腹痛をおこすことがあるので、アロエの乾燥葉5〜10gを水500mlで半量に煎じ、これを1日量として食後3回に分けて飲みます。
イラスト

ハコベと青じその成分は便秘に効果的

イラスト

 ハコベはたんぱく質、鉄、カルシウムを豊富に含み、体内の酸性化を中和させる作用のあるアルカリ性食品です。このハコベは、青じそとあわせると便秘にも効果があります。特にハコベと青じその汁がおすすめです。
 青じそ特有の風味豊かな香りでとても飲みやすいのが利点です。または、これにうめぼし1個を入れてお茶がわりに常飲しても有効です。

速効性のあるノイバラの果実の煎じ汁

イラスト

 ノイバラの完熟した果実にはすぐれた緩下作用(かんげさよう)があります。果実が完熟する少し前に採取し、乾燥させたものは、下剤や健胃薬に用いられます。日干しにした果実5〜6粒をコップ1杯の水で煎じ、これを1日2回に分けて服用します。速効性があるのでいきなり多量に使用せず、体調や便の様子をみながら徐々に量をふやしていくと、重い便秘症に効果的です。
イラスト

原因を確かめたうえで、適した食事をする


 便秘には、一過性、常習性、器質性のものがあります。
 最も多いのが常習性便秘(機能性便秘ともいう)で、排便やガスをがまんしたりするとおきます。便意がおこったら、必ず排便するようにします。毎朝、排便する習慣をつけることが大切です。
 便秘対策には、食事と運動がいちばんです。
 食べものは、便をやわらかくするもの、便の量を多くするもの、便のすべりをよくするものなどがありますが、基本的には、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱ければ食物繊維の多い食品を、強ければ消化のよい食品を選ぶことが大切です。
 運動は腹筋をきたえるうえで必要です。いきむ力が弱いと腹圧がかからず、排便が困難になります。
便通をよくする緩下剤(かんげざい)は、習慣性があるのでできるだけ使用しないようにします。ただし、老人や高血圧症の人は、いきむと脳卒中をおこすおそれもあります。必ず医師の指示にしたがい、上手に使用しましょう。


●便秘のタイプ―原因と対策
イラスト




口から肛門までの長さは?
 消化管の長さは約9m。その間の食物体内滞在時間は約35〜40時間。

大便は食べもののカスだけではない
 大便はカスだけでできていると思われがちだが、カスは2/3で、残りの1/3は細菌のかたまり。
イラスト

おなら対策あれこれ


 おならでバツのわるい思いをした、または反対に迷惑をこうむったという経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。また人前で、おならが出そうになって困ったということもよく聞きます。

●おならはなぜ出る?
 おならの正体はじつは空気なのです。食事をすれば必ず空気をいっしょに飲みこみます。また食べものの中にも空気が含まれています。これらが胃の中にたまりすぎるとげっぷになり、小腸や大腸にまで行くとおならになるのです。
 したがって空気を飲みこむくせのある人(呑気症<どんきしょう>という)は、げっぷやおならが出やすくなります。

においを少なくするには
 おならのにおいは食べものが大きく関係します。
 無臭のおならは、ほとんどが炭水化物を食べたときにおこるものです。
 逆に、顔をしかめるほどの悪臭のする場合は、肉などのたんぱく質を多量にとったときです。たんぱく質が腸内にあると、大腸菌などの腐敗菌(悪玉菌)が好んで増殖し、インドール、スカトール、硫化水素、アミンといった悪臭ガスを発生させるのです。
 便秘や過敏性腸症候群のときも臭いおならが出ます。こんなときは、腸内で悪玉菌がせっせとふえている証拠です。
 つまり、おならは腸内の健康度を示すバロメーターなのです。
 においを少なくするには、腸内細菌による腐敗をおこさないようにすることです。善玉菌の代表ともいうべきビフィズス菌をとって、悪玉菌がはびこらないようにするとよいでしょう。

●おならを発生しやすい食品は?
 いも・豆類や炭酸飲料のほか、糖質もガスのもとです。ただし、さつまいもは皮ごと食べれば問題ありません。皮にはいものでんぷんを消化する酵素が入っているため、いっしょに食べると消化をよくしてガスの発生を防ぎます。

●ガスでおなかが張ったら
 ウイキョウ湯が効果的です。ウイキョウの実には、消化機能を促進して、胃液の分泌を活発にし、腸内ガスの排除を促す作用があります。ただし、おなかが張っているという自覚症状がない場合は飲まないようにします。また体にあわない人もいるので、1〜2回飲んでも効きめがないようであれば、やめたほうがよいでしょう。
 なおウイキョウの実は、漢方薬局で生薬の茴香(ういきょう)を求めます。




イラスト

毎朝おきぬけの塩水1杯が便秘を治す


 慢性の便秘症の人は、毎朝おきぬけにコップ1杯の塩水を飲みます。目覚めて体を動かすと、当然内臓もはたらきだします。それから水を飲んでも、腸が水分を吸収して便がやわらかくなりにくいのです。就寝前、枕元に塩水を入れたポットを用意しておき、目覚めたらすぐに飲みます。これを数日つづけて、効果があらわれたら水だけにします。こうすると食後、自律神経(じりつしんけい)の作用で胃のはたらきが腸、直腸へと伝わり、便意をもよおします。便意は30秒ほどでおさまってしまうので、がまんせずトイレに行きましょう。


その他のおすすめ食品・山野草


 こんにゃくは「おなかの砂おろし」といわれるように、腸壁にこびりついた宿便をとり除き、消化吸収を助ける作用があるため、ふだんから便秘症の人は積極的に食べましょう。
 バナナは腸を潤す作用をもつすぐれた緩下剤(かんげざい)です。暑がりで便秘ぎみの人には最適ですが、体を冷やす作用もあるため、冷え症の人にはむきません。また多食は胃腸障害の原因になるため1〜2本が適量です。
 さつまいもはじゃがいもの約2倍にあたる食物繊維を含み、弛緩性便秘に効きます。皮ごとふかしたり煮たりして食べるとよいでしょう。
 ハチミツはけいれん性の便秘に効果的です。ハチミツ40gに食塩を少量加え、寝おきに服用します。食塩のかわりにごま油3mlを加えて熱湯を注いで飲んでも効きます。
 そのほか、ドクダミの煎じ汁、桃の花のつぼみ(白桃花<はくとうか>)の煎じ汁、ゲンノショウコの煎じ汁も効果的です。
イラスト

こうすると、腸が活発になって便通がつく


●朝食をとってトイレへ
 排便を促す胃・大腸反射は、たいてい朝食後におこります。毎朝、朝食後には便意がなくてもトイレに入る習慣をつけると、排便の規則的なリズムがもどってきます。
●食事の工夫で腸を刺激する
[食物繊維]便のかさがふえて蠕動運動(ぜんどううんどう)が高まります。なかでも、腸内で発酵してガスを発生させやすい食品は、 腸管をより刺激して便通を促します。また穀物類に含まれる炭水化物の一部は、食物繊維と同様の効果があるため、ごはんはしっかり食べます。
[水分]便をやわらかくする効果があります。特に冷たい牛乳は刺激効果が高く、朝おきぬけに飲むと有効です。なお牛乳の乳糖は、便をやわらかくしてくれます。
[脂質の多い食品]便のすべりをよくします。植物油、バター、生クリームなどを。
[ビフィズス菌+乳酸菌]体内には悪玉菌、善玉菌を含めて100兆個もの細菌が住みついています。その善玉菌の代表がビフィズス菌で、抗菌作用にすぐれ、感染症を予防するうえ、腸の蠕動運動を活発にし、消化吸収を促して便通をよくします。ビフィズス菌をふやすのが、ヨーグルトや乳酸飲料、食物繊維、フラクオリゴ糖などです。これらを同時にとるとより有効で、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスがよくなり、便秘だけではなく下痢どめにも役立ちます。
●運動も腸の機能を強くする
 全身運動で血液の循環をよくし、腹筋運動で腹圧を高めるようにします。腹部のマッサージも効果的です。
イラスト



肉類は便をかたくする?
 肉は大部分が吸収されて糞便になる量が少ないので、便もかたくなり、蠕動運動(ぜんどううんどう)も緩慢になりやすい。
イラスト
イラスト
イラスト



ホーム > ▼ご利用ガイド > 商品を探す > 成分で探す
成分で探す
人気成分 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 アルファベット
− 病気を治す食べ物 医学大辞典 子供の病気・大人の病気 −

家庭の医学大辞典 心と身体の健康ガイド 病気を治す食べ物 子供の病気・大人の病気 身近な食べもの・薬草を使った約730種類の家庭薬を掲載
inserted by FC2 system