●こうすれば食べすぎを防ぐ ●いろいろな種類のものを食べる 栄養のバランスがとれていると、エネルギーが効率よく利用できます。偏食する人ほど空腹感を覚えやすいのです。厚生省は1日30品目以上の食品を食べるようすすめています。たとえこれが困難だとしても、同じ食品ばかりを食べつづけることは好ましくありません。 ●早食いは禁物 満腹感を覚えるのは、胃袋ではなく、脳にある満腹中枢です。これがストップをかけるのは、食べたものが吸収されてから。食べるスピードが早すぎると、満腹のサインが出るまでに、かなりの量を食べてしまうことになります。 ひと口食べたら、はしを置くようにすれば早食いが避けられます。 ●よくかんで腹八分めを守る 十分にかんで食べると、消化吸収がよくなり、満腹中枢が刺激されます。つまり、かめばかむほど満腹感が得られ、無理なく減食できるというわけです。 ●ながら食いはしない テレビを見たり、新聞を読みながら食べていると、食べたという満足感がありません。そこでついつい、デザートや間食に手が出てしまいます。目で見て楽しみ、舌で十分味わいながら食べることも肥満防止のひとつです。 ●汁もの、野菜類を先に食べる 水分の多い汁ものや、かさの多い野菜料理を先に食べておなかをふくらませておくのもポイントです。エネルギーの高いものはあと回しにします。 ●味つけはうすく 塩分が多かったり味つけが濃いと、どうしても主食を食べすぎてしまいがちです。酢やレモンで酸みをきかせたり、パセリやしそ、みつばやのりなどで香りを高めるとよいでしょう。 だし汁や野菜スープ、干ししいたけ、かつお節など、天然のうま味を利用するのも一法です。 |